協議離婚

約90％の離婚は、この「協議離婚」が占めています。これは夫婦間の話し合いによって決めるもので、合意に至れば離婚届を提出し離婚成立となります。

調停離婚

おおよそ9％の離婚が、この「調停離婚」となります。協議離婚を試みたものの、話し合いで解決することができなかった場合、家庭裁判所に間に入ってもらうという「調停」を利用し、離婚を成立させるものです。

審判離婚

審判離婚は非常にまれで、調停離婚を試みて成立しなかったものの、家庭裁判所が離婚するべきと審判をすることがあります。2週間以内に双方から異議の申し立てがない場合に成立する離婚です。

裁判離婚

裁判離婚までもつれ込むことは全体のおおよそ1％です。これまで紹介した離婚が全て成立せず、地方裁判所に夫婦のどちらかが訴訟を起こし、離婚を認める判決が出た場合に離婚が成立します。しかし、納得がいかない場合は高等裁判所、最高裁判所まで争うことができます。

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協議離婚の主な流れ

1. まず夫婦間で協議を行います。
2. 話し合いの中で、離婚条件（財産分与・親権・慰謝料など）を決め、離婚協議書を作成します。
3. 離婚届を提出し、離婚成立です。

調停離婚の主な流れ

1. まず家庭裁判所に調停を申し立てます。
2. 複数回の調停を重ね、離婚したい理由や財産分与、親権、養育費などについて話し合います。
3. 事案により調停は解決までにたくさんの期日を重ねるケースもあり、申し立てから調停成立までに1年以上かかる場合もあります。
4. 双方が合意し、調停が成立すると離婚成立です。

審判離婚の主な流れ

1. 夫婦間での離婚協議が不成立、また調停離婚においても不成立の場合、家庭裁判所が離婚をすべきかどうかを審判します。
2. 審判が下されてから2週間以内に異議がなければ離婚成立となります。

裁判離婚の主な流れ

1. まず裁判所に訴訟を提起します。
2. 裁判の中では、双方の主張や立証、尋問が行われます。
3. 裁判所から和解案が提示されます。
4. 和解案に合意すれば和解にて離婚成立です。和解が成立しない場合は、裁判所が離婚の可否について判断を行い、判決を下します。

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